グッピー

「めだか」には卵を産む「卵生めだか」と稚魚を産む「卵胎生めだか」に分けられます。「卵胎生めだか」は繁殖が簡単なので、初めて飼育する人でも楽しめます。ここでは「卵胎生めだか」の代表、グッピーを中心に解説します。※画像は「グッピー」


「めだか」ってどんな熱帯魚?

「めだか」の種類

日本では「めだか」はニホンメダカ1種類しかありません。しかし、熱帯地域の「めだか」は700種類にもなります。ニホンメダカは「卵生めだか」ですが、ここで紹介するグッピーは「卵胎生めだか」なので卵が孵化するまでの心配がありません。グッピーは東南アジアのイメージが強いのですが、原産地はアメリカです。「卵胎生めだか」はグッピーだけでなく、南米に生息しているモーリーやプラティもあります。

プラティとモーリー

プラティとモーリーの生態について
分類

カダヤシ目カダヤシ科

グッピー属

地域

トリニダード・トバゴ

中央アメリカ

エビ・イトミミズ・ミジンコ

専用の餌など

体長 オス国内産3cm、外国産4cm、メス国内外ともに6cm
かかりやすい病気

白点病・尾ぐされ病

グッピー病など

プラティはカダヤシ目カダヤシ科のメキシコに生息する熱帯魚です。体が小さくて可愛い印象があります。プラティを若干大きくしたようなのがモーリーです。モーリーもメキシコに生息しています。プラティに比べると体が細長く、ヒレが大きい種類が多いです。

グッピーの特徴

グッピーの特徴は、単なる種類の分類だけではなく、しっぽの形や模様のパターン、体の色で分けることもできます。グッピーの名前にも特徴として模様が名前になることもあります。

「めだか」の種類

つばめのように見えるスワロー型、大きな三角形のファンテール型、見た目豪華なリボン型、しっぽの上側が出るトップソード型、しっぽの下側が出るボトムソード型などがあります。ほかにもしっぽと模様がセットになっている、グラスという芝目模様が出るいちょう型や、モザイク模様が出るトライアングル形もあります。

模様のパターン

代表的な模様にタキシード・コブラ・モザイクなどがあります。ほかにもメタル・コーラル・アクアマリンと色が特徴のグッピーもあります。

グッピーの種類

東南アジア産や国産グッピーを中心に、ロシア産やヨーロッパ産など数多くあります。東南アジア産のものは安価でメタリックな色彩が多く、入門種に最適です。国産は東南アジア産に比べると繊細で、種の系統を守りながら育成されています。「○○氏ブリード」と表示されていることもあり、それだけでブランドものです。日本では帰化グッピーといって、温泉地や工場の排水で育つグッピーもいます。帰化グッピーは原種に近い姿をしているのが特徴で、先祖がえりしているともいわれています。

東南産アジアの種類

  • レッド・モザイク …… しっぽに赤いモザイク模様が入ったグッピーです。
  • ブラック・タキシード …… 下半身が黒く、タキシードを着ているように見えるグッピーです。
  • フラミンゴ …… フラミンゴのようにきれいな赤い色をしたグッピーです。

国産の種類

  • ドイツイエロー・タキシード ……しっぽが肌色に近い黄色で、下半身が黒いので色のコントラストが楽しめます。
  • キングコブラ …… ヘビのコブラに似ている模様が入ったグッピーです。
  • オールドファッションテール …… 昭和40年代に日本に輸入された、ファンシーグッピーもこの種類といわれています。大きな点の模様とメタリック感が特徴です。
  • ピングー …… タキシード模様になる因子を抑え、きれいなピンク色になったグッピーをいいます。
  • レッドグラス …… 安定した種で入門種の代表的なグッピーです。
  • ブルーグラス …… 青い体に水色のしっぽを持つグッピーです。特に女性に人気があります。

グッピーの飼い方

30〜45cm水槽を用意し水温は22〜27℃、中性〜弱アルカリ性で育てます。カルキを抜いた水道水を使ってください。混泳は穏やかな性格の小型カラシン・オトシンクルス・ヤマトヌマエビ・卵胎生のメダカと相性が良いでしょう。相性が悪いのはエンゼルフィッシュやディスカスといったシクリッドです。

繁殖について

「めだか」の種類

つばめのように見えるスワロー型、大きな三角形のファンテール型、見た目豪華なリボン型、しっぽの上側が出るトップソード型、しっぽの下側が出るボトムソード型などがあります。ほかにもしっぽと模様がセットになっている、グラスという芝目模様が出るいちょう型や、モザイク模様が出るトライアングル形もあります。

増えすぎた場合

増えすぎるという話をよく聞きますが、繁殖させたくない場合はオスとメスを分けて育てるのが一番良いと思います。水草が少ない環境では親が稚魚を食べることもありますが、生まれてきた命ですから生かしておきたいですよね。どうしても飼育できないときはお店に売る、誰かに譲るということも検討してみてくださいね。

グッピーのいる水景

グッピーを飼育するときは、水草を使ってレイアウトをしてみましょう。グリーン・ロターラという明るいグリーンの水草を使い、ポイントに流木の濃い色を配置します。グリーン・ロターラは原種なのか改良品種なのかはっきりしていませんが、幅広い水質に適応しますし、小さな葉がグッピーにぴったりなんですね。明るい水槽ができあがりますよ。

飼育のポイント

  • グッピーの楽しみは繁殖にあるといっても良いでしょう。しっかりと系統を守るなら、水槽を数個用意して累代飼育をしてみましょう。
  • 混泳目的には東南アジア産、繁殖目的には国産と分けて育てるのが良いでしょう。