ガードネリィゴールデン

「めだか」には卵を産む「卵生めだか」と、稚魚を産む「卵胎生めだか」があります。「卵胎生めだか」の多くは南米で生息していますが、ここではアフリカに多い「卵生めだか」を紹介します。「卵生めだか」の楽しみは繁殖ですから、ぜひ自分の
手で繁殖させてみましょう! ※画像は「ガードネリィゴールデン」


「卵生めだか」ってどんな「めだか」?

「めだか」の分類

日本の代表的な「めだか」ニホンメダカは「卵生メダカ(卵目)」です。卵生メダカはアフリカ・インド・北アメリカ・オーストラリアなど広い範囲に分布しています。卵生メダカだけでも672種類が知られていて、実際には1000を超えるのではないかといわれています。「卵生メダカ」「卵胎生メダカ」といった分類のほかに、「卵生めだか」には「1年生めだか」と「非1年生(多年生)めだか」といった分類もあります。「めだか」は繁殖させてからが「自分のめだか」と呼べるもので、「1年生めだか」の場合は特に種を存続させるために飼う、累代飼育という感覚が強いでしょう。

アフリカの「めだか」

「卵生めだか」の生態について
分類

カダヤシ目アプロケイルス科、キプリノドン科

地域 アフリカ、オーストラリア
ミジンコ・エビ・小魚など
体長 3〜5cmくらい
かかりやすい病気

コショウ病・尾ぐされ病

腹水病など

アフリカでは雨季と乾季があります。乾季になると川も沼も干上がってしまいます。1年生の「めだか」は乾季になると湿った土の中に卵を産みます。卵は乾眠をして乾季をやり過ごします。そして雨季になると一斉に孵化し、1ヶ月ほどで成熟します。雨季と乾季のある地域では、水たまりなどでも見られる生態です。非1年生は乾眠せず、何回も水草に産卵します。飼育をするときはこの熱帯地域の環境を再現して飼育します。

「卵生めだか」の種類

「卵生めだか」にはたくさんの種類がありますが、代表的なアフィオセミオン・ノソブランキウスは生育地域がそれぞれ異なります。

アプロケイルス科

  • アフィオセミオン …… 西アフリカの熱帯雨林の水源近くに生息する種類で、A・オーストラレやA・ガードネリーが有名です。場所によって色彩変異がいます。
  • エピプラティス …… プセウドエピプラティス・アニュレータスという種類は、黄色っぽい色と黒のしまもようで、ヒレに赤味があります。非1年生でよく食べます。
  • ノソブランキウス …… 東アフリカのサバンナに生息する「1年生めだか」で、N・ガンサアイ、N・コーソザイ、N・パームクイスティなど飼育しやすい種類がたくさんあります。N・ラコビーは美しいことで有名ですが、水質の変化に弱い魚です。養殖ものなら飼育しやすいものが出てきています。

カダヤシ科

  • プロカトーパス …… プロカトーパス・シミリスという種類が、メタリックブルーできれいな種類です。
  • アプリケイリクティス …… アフリカン・ランプアイという種類が有名です。体が黄色く目は上側が青く光る、きれいな魚です。群泳させるのが向いています。

「卵生めだか」の飼い方

メダカの育った地域が違えば、飼い方も当然違ってきます。ノソブランキウスのように水たまりに生息するメダカは高温に強く、アフィオセミオンのように水草に産卵するメダカは低温に強いといえます。どちらにしても冬は暖かく、夏涼しくを心がけるのが良いでしょう。ノソブランキウスは弱アルカリ性の透明な水を好み、アフィオセミオンは土の混ざったブラックウォーターを好みます。

1年生メダカの場合

1年生メダカの場合、非1年生メダカよりも繁殖の時期を早く迎えます。とはいっても生後3ヶ月〜半年で繁殖の時期を迎えるのですから、限られた期間ともいえます。メダカの種類によって乾眠の期間が異なります。ピートモスの中で乾眠させ、金色の環が確認できたら、ウィローモスごとタッパーなど容器に入れて保存します。種類によって乾眠の期間が異なります(30〜120日)が、これが過ぎたら水をかけてあげると卵が孵化します。

非1年生メダカの場合

非1年生の場合は1年生メダカよりも成熟が遅く、生後1年経って繁殖の時期を迎えることもあります。卵を水槽に入れたままで孵化するまで約2週間、じっと待ちます。ほかにもアクリル毛糸を束ねてモップのようなものを作り、水槽に沈めてそこに産卵してもらう方法もあります。採卵の必要はありません。

飼育のポイント

  • 根気良く飼育したい人には非1年生、水換えや温度管理をこまめにできる人は1年生が向いています。自分に合ったメダカから飼育してみましょう♪